【速報】Nitro v5とGraviton 3E、C7gn, Hpc7gインスタンスが発表されました
ども、もこ@札幌オフィスです。只今 re:Invent 2022 Monday Night SessionにてNitro v5とc7Gnインスタンスが発表されました!
Nitro の歴史と Nitro v5
AWS NitroはEC2等のサービスの基盤で利用されるシステムです。会場ではNitro v1からNitro v4までの過去の性能を比較したスライドが投影されました。
今回公開された Nitro v5はAnnapurna Labs開発のCustom Siliconで、トランジスタ数が2倍、DRAM速度が50%向上、PCIe帯域も2倍アップの高性能チップとなります。
PPS(packet per second) 60%アップ、レイテンシー30%ダウン、電力効率も40%効率良くなります。
Graviton 3E
Graviton 3EはGraviton3よりも最大35%早いベクトル命令処理を兼ね備えたGravitonシリーズのチップです。
C7gn, Hpc7gインスタンス
Nitro v5に合わせてC7gnインスタンスも発表されました。
こちらのインスタンスはより強化されたネットワーキングで、Graviton 3E と Nitro v5を組み合わせたインスタンスとなります。
公式ブログによると、最大200Gbpsのネットワーク帯域と、50%のパケット処理パフォーマンスで、最大64vCPU, 128GiBメモリを搭載。
c7g.16xlargeは最大30 Gbpsのネットワーク帯域ですが、200Gbpsと大幅にネットワーク帯域が強化されています。
C7gnは本日からプレビューの申込みを開始、Hpc7gは2023年初め頃に続報が届くそうです。
まとめ
まだまだ情報が少なく、「続報を待て!」状態ですが、Nitroチップ自体の写真とEC2のサーバー実態の画像が見れる機会はほぼ無いため、興奮しました。普段見れない裏側のハードウェアに思いを馳せるのも良いですね。
Gravitonシリーズでネットワーク帯域が大きいインスタンスファミリーが増えるのはGraviton活用の幅が広がりそうで、夢が広がります。
現時点でNitro v5はGAですが、C7gnはPreview、Hpc7gは2023年に続報がくる点だけ注意が必要そうです。C7gnインスタンスが利用できるようになりましたら、改めて検証していきます!